鳴門市議会 > 2010-08-31 >
09月07日-01号

  • "補償金免除繰上償還"(/)
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  1. 鳴門市議会 2010-08-31
    09月07日-01号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    平成22年  9月定例会(第3回)          平成22年 鳴門市議会会議録 (第14号)鳴門市告示第78号 平成22年鳴門市議会第3回定例会を次のとおり招集する。 平成22年8月31日                        鳴門市長   泉   理 彦 1 期   日  平成22年9月7日 2 場   所  鳴門市議会議場    ──────────────────────────────────           平成22年9月7日(会期24日中第1日目)              議 事 日 程 第 1 号 諸般の報告第1 会議録署名議員の指名について第2 会期決定について第3 議案第67号 平成22年度鳴門一般会計補正予算(第2号)   議案第68号 平成22年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第69号 平成22年度鳴門老人保健事業特別会計補正予算(第1号)   議案第70号 平成22年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   議案第71号 平成22年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第72号 平成22年度鳴門住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)   議案第73号 平成22年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)   議案第74号 平成22年度鳴門水道事業会計補正予算(第1号)   議案第75号 平成22年度鳴門運輸事業会計補正予算(第1号)   議案第76号 平成22年度鳴門モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)   議案第77号 鳴門職員恩給条例の一部を改正する条例の一部改正について   議案第78号 鳴門地域バス運行条例の一部改正について   議案第79号 鳴門消防団員等公務災害補償条例の一部改正について   議案第80号 鳴門火災予防条例の一部改正について   議案第81号 鳴門乗合旅客自動車老人等優待条例の一部改正について   議案第82号 鳴門重度心身障害者等に対する医療費の助成に関する条例の一部改正について   報告第 8号 鳴門土地開発公社経営状況について   報告第 9号 鳴門観光コンベンション株式会社経営状況について   報告第10号 財団法人鳴門地域地場産業振興センター経営状況について   報告第11号 専決処分について(損害賠償の額の決定)   市長所信表明及び提案理由説明第4 議案第67号 平成22年度鳴門一般会計補正予算(第2号)   議案第68号 平成22年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第69号 平成22年度鳴門老人保健事業特別会計補正予算(第1号)   議案第70号 平成22年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   議案第71号 平成22年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   議案第72号 平成22年度鳴門住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)   議案第73号 平成22年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)   議案第74号 平成22年度鳴門水道事業会計補正予算(第1号)   議案第75号 平成22年度鳴門運輸事業会計補正予算(第1号)   議案第76号 平成22年度鳴門モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)   質疑  委員会付託    ──────────────────────────────────平成22年第3回定例会           地方自治法第121条に基づく説明員一覧表 通知者名     職名          氏名 市長       副市長         平  野  悦  男  君          企業局長        西  谷     茂  君          企画総務部長      左  倉     昇  君          企画総務部理事会計課長浜  川  博  満  君          市民環境部長      山  内  秀  治  君          健康福祉部長      三  宅  敏  勝  君          経済建設部長      富  士  秋  広  君          消防長         松  前  敏  夫  君          企業局次長       田  村     豊  君          企画総務部部長    三  木  義  文  君          企画総務部参事     荒  川  雅  範  君          企画総務部参事総務課長滝  下  国  義  君          市民環境部部長(市民活動推進・危機管理担当)                      岡  島  睦  郎  君          市民環境部環境局長   大  石  耕  司  君          健康福祉部福祉事務所長 林     裕  二  君          健康福祉部参事社会福祉課長                      中  村  恒  夫  君          健康福祉部参事兼子どもいきいき課長                      磨  見  義  彦  君          経済建設部経済局長   谷     重  幸  君          消防本部次長消防署長 柴  田     進  君          企業局次長(競艇事業担当)近  藤  伸  幸  君          企業局参事運輸事業課長野  口  泰  助  君          企画総務部           人事課長       喜  馬  俊  文  君           税務課長       喜  田  展  行  君           秘書政策課長     花 補 佐  憲  二  君           企画広報課長     広  瀬     高  君           財政課長       天  満  秀  樹  君           総務課主幹契約検査室長                      広  田  正  則  君           秘書政策課主幹情報化推進室長                      佐  藤  達  三  君           企画広報課交通政策室長竹  田  仁  伸  君          市民環境部           市民生活安心課長   大  和  俊  之  君           市民課長       間  宮  龍  三  君           文化交流推進課長   中  野  正  司  君           環境政策課長     満  壽  良  史  君           クリーンセンター管理課長                      山  本  義  明  君           クリーンセンター廃棄物対策課長                      至  極  昌  英  君           市民生活安心課危機管理室長                      永  楽     博  君          健康福祉部           健康づくり課長    榊     孝  典  君           保険課長       澤  口  敬  明  君           長寿介護課長     下  地     茂  君           人権推進課長     福  有  慎  二  君          経済建設部           まちづくり課長    青  木  利  治  君           土木課長       稲  江  敏  郎  君           下水道課長      林     克  美  君           公園緑地課長     杉  本  隆  司  君           商工観光課長     米  里  栄  之  君           農林水産課長     黒  川  靖  夫  君          消防本部           消防総務課長     矢  野  幸  雄  君           予防課長       山  畠  啓  男  君          企業局           水道事業課長     安  藝  拓  次  君           競艇企画管理課長   菅  生  謙  二  君           競艇業務推進課長   三  島  将  志  君 教育委員会委員長 教育長         近  藤  芳  夫  君          教育次長        中  村  誠  司  君          教育委員会           教育総務課長     藤  川  和  明  君           学校教育課長     山  口  康  司  君           生涯学習人権課長   岡  本  俊  彦  君 監査委員      監査委員事務局長   田  口  正  信  君 選挙管理委員会委員長          選挙管理委員会事務局長 福  井  裕  次  君 農業委員会会長  農業委員会事務局長   黒  川  靖  夫  君    ──────────────────────────────────            本日の会議に付した事件 諸般の報告日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 会期決定について日程第3 議案第67号から議案第82号、報告第8号から報告第11号     市長所信表明及び提案理由説明日程第4 議案第67号から議案第76号     質疑  委員会付託    ──────────────────────────────────            出  席  議  員 (22名)  議長  野  田  粋  之  君  1番  宮  崎  光  明  君    2番  宅  川  靖  次  君  3番  椢  原  幸  告  君    4番  佐  藤  絹  子  君  5番  藤  田  茂  男  君    6番  松  浦  富  子  君  7番  山  根     巌  君    8番  東     正  昇  君  9番  林     勝  義  君    10番  秋  岡  芳  郎  君  11番  上  田  公  司  君    12番  潮  崎  焜  及  君  13番  山  本     秀  君    14番  横  井  茂  樹  君  15番  三  津  良  裕  君    16番  大  石  美 智 子  君  17番  谷  崎     徹  君    18番  坂  東  成  光  君  19番  平  塚  保  二  君    20番  橋  本  国  勝  君  21番  川  田  達  司  君    ──────────────────────────────────            説明のため出席した者  市長      泉   理 彦 君   副市長     平 野 悦 男 君  企業局長    西 谷   茂 君   企画総務部長  左 倉   昇 君  市民環境部長  山 内 秀 治 君   健康福祉部長  三 宅 敏 勝 君  経済建設部長  富 士 秋 広 君   消防長     松 前 敏 夫 君  企業局次長   田 村   豊 君   企画総務部部長三 木 義 文 君  市民環境部環境局長           健康福祉部福祉事務所長          大 石 耕 司 君           林   裕 二 君  企画総務部  企画総務部参事総務課長        財政課長    天 満 秀 樹 君          滝 下 国 義 君  教育長     近 藤 芳 夫 君   教育次長    中 村 誠 司 君  監査委員事務局長田 口 正 信 君   選挙管理委員会事務局長                              福 井 裕 次 君  農業委員会事務局長          黒 川 靖 夫 君    ──────────────────────────────────            議会事務局職員出席者  事務局長     田 渕   功    次長       中 野 直 人  主査       田 浦   豊    書記       谷 本   綾    ──────────────────────────────────     午前10時6分 開会 ○議長野田粋之君) これより平成22年第3回定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。 まず、7月26日に会派郷土から、8月23日に会派ひまわりから会派構成員異動届がそれぞれ提出されましたので、新たに会派構成一覧表を配付いたしております。 次に、議長会関係会議の概要を御報告申し上げます。 去る7月1日、高松市において全国高速自動車道市議会協議会の正副会長・監事・相談役会議が開催されました。事務報告及び平成21年度要望結果報告の後、平成21年度会計決算を認定し、要望書平成22年度会議運動日程並びに第1回理事会の運営及び実行運動について協議し、決定してまいりました。 次に、7月6日、東京都において全国公営交通事業都市議長会第77回総会が開催されました。 まず、総務省及び国土交通省から公営交通事業並びにバス行政の現状と課題について聴取いたしました。 引き続き、事務報告の後、平成21年度歳入歳出決算を認定するとともに、平成22年度歳入歳出予算公営交通事業関係予算に関する要望書及び実行運動の方法について協議を行い、決定してまいりました。 また、同日、東京都において全国競艇主催地議会協議会新旧会長事務引き継ぎ会が開催されました。次期会長市議会への引き継ぎ承認署名を交わした後、関係団体にあいさつをしてまいりました。 次に、7月22日、高崎市において全国競艇主催地議会協議会新旧正副会長会議及び第1回正副会長会議が開催されました。 新旧役員事務引き継ぎの後、会長代行会長及び関係団体役員の選任並びに平成22年度の運営及び行事日程について協議を行い、決定してまいりました。 以上が会議の概要であります。関係資料はいずれも事務局に保管いたしておりますので、必要に応じてごらんいただきたいと思います。 次に、市長からお手元へ配付のとおり、議案提出通知がありました。 次に、市長及び各委員長等から地方自治法第121条の規定に基づく説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表として配付いたしております。 次に、監査委員から平成22年6月分、7月分及び8月分の例月出納検査報告がありましたので、配付いたしております。 諸般の報告は以上のとおりであります。 これより本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元へ配付の議事日程表のとおりであります。 朗読は省略いたします。    ────────────────────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長野田粋之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により          7番 山根 巌君          8番 東 正昇君を指名いたします。    ────────────────────────────────── △日程第2 会期決定について ○議長野田粋之君) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会は、本日より9月30日までの24日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって会期は、本日より9月30日までの24日間と決定いたしました。    ────────────────────────────────── △日程第3 議案第67号 平成22年度鳴門一般会計補正予算(第2号)      議案第68号 平成22年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第69号 平成22年度鳴門老人保健事業特別会計補正予算(第1号)      議案第70号 平成22年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      議案第71号 平成22年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第72号 平成22年度鳴門住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)      議案第73号 平成22年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)      議案第74号 平成22年度鳴門水道事業会計補正予算(第1号)      議案第75号 平成22年度鳴門運輸事業会計補正予算(第1号)      議案第76号 平成22年度鳴門モーターボート競走事業会計補正予算(第1号)      議案第77号 鳴門職員恩給条例の一部を改正する条例の一部改正について      議案第78号 鳴門地域バス運行条例の一部改正について      議案第79号 鳴門消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      議案第80号 鳴門火災予防条例の一部改正について      議案第81号 鳴門乗合旅客自動車老人等優待条例の一部改正について      議案第82号 鳴門重度心身障害者等に対する医療費の助成に関する条例の一部改正について      報告第 8号 鳴門土地開発公社経営状況について      報告第 9号 鳴門観光コンベンション株式会社経営状況について      報告第10号 財団法人鳴門地域地場産業振興センター経営状況について      報告第11号 専決処分について(損害賠償の額の決定) ○議長野田粋之君) 日程第3、議案第67号から議案第82号までの16議案及び報告第8号から報告第11号までの報告4件を一括議題といたします。 市長所信表明及び提案理由説明を求めます。     〔市長 泉 理彦君登壇〕 ◎市長泉理彦君) 本日、第3回定例会を招集いたしましたところ、議員皆様方には公私何かと御多忙中にもかかわりませず御出席をいただき、まことにありがとうございます。 まず、提案理由の御説明に先立ち、市民皆様方におわびを申し上げたいと存じます。 新聞等の報道もございましたが、去る8月6日、勤務時間中に市職員として不適切なインターネットの使用を行った職員を戒告処分いたしました。全体の奉仕者として公共の福祉に携わり、市民に範を示すべき立場にある本市職員がこのような不祥事を起こし、市民皆様の信頼を著しく損なう事態になりましたことを、ここに深くおわび申し上げます。申しわけございませんでした。 こうしたことが再び起こることのないよう、すぐさますべての職員に対し、改めて公務員倫理の徹底と服務規律の厳守を指導いたしたところではございます。また、さきの予算決算委員会において、再任用の制度運用のあり方について、ゼロベースで見直しを行うとの御報告をさせていただいたところでございます。今後は、職員一丸となって市民皆様信頼回復に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、去る8月7日から15日間、炎天下で熱戦が繰り広げられました第92回全国高校野球選手権大会において、県立鳴門高校野球部が徳島県代表として15年ぶり6度目の出場を果たされました。今大会の優勝校となり、春・夏連覇を達成した沖縄県代表興南高校と1回戦で対戦し、敗れはいたしましたが、強豪校を相手に高校生らしい熱気と若さあふれるプレーで堂々と立ち向かう姿は、鳴門市民に大きな感動を与えてくれました。 監督、選手の皆様には惜しみない拍手を送りますとともに、未来に向かって力強く再スタートを切り、再び甲子園の舞台に立たれますことを大いに期待するものでございます。 次に、8月7日から11日にかけて開催されました鳴門納涼花火大会及び鳴門市阿波おどりについてでございます。 途中、台風4号の影響による降雨に見舞われた日もございましたが、県内外から多数の方にお越しをいただき、花火大会は約17万5,000人、阿波おどりは3日間累計で約7万5,000人の方々にお楽しみをいただきました。 特に、今回は新しい試みとして、人気アニメNARUTOとのタイアップを企画し、アニメに登場するシンボル花火の打ち上げや、声優の方々によるトークショーなどさまざまなイベントを行い、大盛況のうちにこの真夏のイベントを無事終了することができました。鳴門商工会議所鳴門観光協会ほか、これらの行事の実施に当たり御協力をいただきました関係各位に、改めて厚くお礼を申し上げます。 なお、NARUTOとのタイアップにつきましては、現在もNARUTO祭りと銘打ち、鳴門地域地場産業振興センターにおいてNARUTOコーナーを12月末まで開設しておりますが、できれば今後も引き続き、このようなアニメを活用した観光振興に積極的に取り組み、地域活性化に努めてまいりたいと考えております。 さて、私が昨年10月11日に市政をお預かりして以来、季節は一巡し、早くもあと一カ月余りで1年の節目を迎えようとしております。今、改めて振り返れば、子供たちの未来のため、そして笑顔とにぎわいあふれるまちづくりを実現するため、市長として市民皆様にお約束したマニフェストを一つでも多く達成するため走り続けた11カ月でございました。その中には、女性支援センターの開設やチャレンジデーの実施など、今年度において既に実現し、目に見える形で市民皆様にその成果をお示しできた施策がある一方で、着手済みではあるものの、まだ最終的な形をお示しするには至っていない施策もあります。 このようにマニフェスト進捗状況は施策の内容によってさまざまですが、いずれの施策につきましても一つ一つ課題を克服し、着実に達成することで、鳴門市が明るい未来に向かって一歩ずつ前進するとの信念のもと、これからもスピードを緩めることなく、マニフェストの実現に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えている次第でございます。 さて、今期定例会には、平成22年度鳴門一般会計補正予算案を初め、各種の議案を提出いたしておりますが、これら議案の御説明に先立ち、当面する市政の重要課題に取り組むに当たっての私の所信の一端を申し上げ、議員各位を初め市民皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 まず、健康で安心して暮らせる鳴門づくりについてであります。 先ほども触れました鳴門女性支援センターぱぁとなー」についてですが、四国の市町村では初めての配偶者暴力相談支援センター機能を備えた女性支援センターとして、4月1日に開設して以来、5カ月余りが経過いたしました。開設から8月末までに延べ486件の相談を受け付けましたが、その中には配偶者接近禁止や住居からの退去を地方裁判所が命じる保護命令申し立て援助にまで至った切迫したケースもあり、DV──家庭内暴力をめぐる状況の深刻さを再認識すると同時に、女性支援センターを設置した意義についても改めて感じているところでございます。 今後も、女性のさまざまな悩みや御相談に適切に対応できるよう体制を整えるとともに、あらゆる機会をとらえ、女性支援センターの周知に努めてまいります。 また、今年度は男女共同参画社会の実現に向けて平成12年度に作成した鳴門女性行動計画鳴門パートナーシッププラン計画最終年度に当たることから、来年度を計画初年度とする第2次計画を今年度中に策定いたします。この第2次計画においては、男女が互いにその人権を尊重しつつ、それぞれの個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を目指したこれまでの基本理念に加え、配偶者からの暴力の防止や被害者への支援の充実など、女性支援センターを中心として行われるさまざまな施策の指針となるDV防止基本計画を新たに包含した総合的な計画にしたいと考えております。 今後、パブリックコメントなどの手続を順次行いながら、具体的な内容をお示ししていきたいと考えておりますので、議員各位を初め市民皆様の御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。 次に、子宮頸がん予防接種事業についてであります。 子宮頸がんは、20歳代から30歳代にかけての女性において近年急増していると言われている乳がんと並び、女性特有のがんの一つです。しかし、このがんは予防ワクチンの接種により、唯一予防できるがんとも言われており、昨年10月には厚生労働省より予防ワクチンの製造販売が日本で初めて承認され、12月から一般の医療機関で接種できるようになったところです。 本市では、当初予算において、これまでの子宮がん検診に加え、子宮頸がんの原因であるHPV──ヒトパピローマウイルスの検査に関する助成経費についても県下初の取り組みとして計上し、実施しておりますが、このたびこれらの施策に加え、この予防ワクチンを中学3年生の女子生徒を対象として接種する子宮頸がん予防接種事業を新たに実施し、子宮頸がん予防に向けた総合的な取り組みを進めてまいりたいと考えているところです。本事業については、厚生労働省においても来年度予算で国庫補助事業とすべく現在検討されているところでございますが、本市ではこれに先行し、県と協調して、ことし10月より、対象者のワクチン接種に係る費用を全額負担して、予防接種を実施することとしたものであり、対象となる方々にできるだけ接種していただけますよう呼びかけてまいりたいと考えております。 次に、安全で快適な環境の鳴門づくりについてであります。 本市が現在進めております下水道事業についてですが、昨年4月に第1期事業区域の一部を供用開始して以来、現在までに約1,300世帯、約2,800人の方々について供用開始し、ことし3月末以降に供用開始した世帯を除く、ことし8月末現在の世帯ベースの水洗化率は約26.7%となっております。 下水道事業を円滑に実施していくためには、何よりもまず市民皆様に事業の趣旨や必要性を御理解いただくことが重要であると考え、これまでも地元説明会や戸別訪問、広報による周知など精力的に取り組んでまいりましたが、さらにことし5月からは、私自身も戸別訪問に参加し、現在に至るまで機会あるごとに市民皆様のもとに直接お伺いして、各家庭のさまざまな御事情や御意見を伺いながら、下水道接続のお願いをしてまいりました。 戸別訪問を通して、多くの方からさまざまな御意見をいただきましたが、中でも下水道事業の将来に対する不安を口にされる方が多かったことから、本市が下水道事業の推進に信念を持って取り組み、事業を停滞させることなく、前進する姿勢をお示しすることが大切であるとの思いを強くしたところでございます。 第2期事業の実施につきましては、既に地元説明会を終え、本来であれば今年度中に事業認可を取得し、基本計画を策定した上で、来年度から工事に着手する予定でございましたが、昨年の国の政権交代による公共事業費の削減や関連補助金の一括交付金化が検討されていることなどにより、財源確保等に懸念が生じたとの理由で、さきの第1回定例会において基本計画の策定に係る予算が減額修正されたところでございます。 しかしながら、下水道事業を間断なく継続的に推進していくためには、今年度中に第2期事業の事業認可を取得する必要があることから、国に対する要望など来年度以降の財源確保に努めるとともに、事業規模を見直した新たな第2期事業区域案を今議会中に議員の皆様にお示しし、御理解を賜る所存であります。 本市の豊かな水環境を守るため、安定的かつ継続的に下水道事業を推進できますように、今後も市民皆様との対話を通じて、事業への御理解が得られるよう最大限努めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いいたします。 次に、心豊かで多彩な人材を育む鳴門づくりについてであります。 東南海・南海地震対策として取り組んでおります学校耐震化につきましては、次代を担う子供たちの安全を確保することが本市にとって最優先の課題であるとの認識のもと、これまで小・中学校校舎の耐震診断、耐震補強設計及び耐震補強工事を重点的に実施してまいりました。その結果、耐震診断につきましては今年度をもってすべての小・中学校校舎について実施済みとなり、さらに今月末にはことし3月に着手いたしました里浦小学校、林崎小学校校舎の耐震補強工事が完了する見込みです。 今年度はこれら2校のほか、4校の耐震補強設計、3校の耐震補強工事、さらに大麻中学校の全面改築工事が進行中ですが、このたび上程いたしました補正予算案において、さらに大津西小学校と瀬戸中学校の耐震補強工事に係る予算を、国の経済危機対応・地域活性化予備費を活用して追加計上し、全体計画を前倒しして実施したいと考えております。 厳しい財政状況の中ではありますが、子供たちにとって安全で、よりよい教育環境の整備充実を図るため、今後も国の補助制度や県の支援策を最大限に活用しながら、可能な限り早急に事業を実施できるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、活力とにぎわいあふれる鳴門づくりについてであります。 さきの第2回定例会において御報告をさせていただきました里浦漁協所属のわかめ養殖棚流出被害のその後の経過でございます。5月13日に回収困難な養殖棚が応急措置として海底に固定された後、養殖棚のわかめが自然に溶出するのを確認した上で、7月14日に撤去作業が再開され、翌15日に無事引き揚げられました。対応に当たられた関係者の方々の御尽力に対しまして、改めてお礼を申し上げます。 このたびの件で被害を受けられたわかめ生産者の方々が、来期以降も安定的にわかめ生産に携わっていただくための措置として、さきの第2回定例会において、わかめ生産支援緊急対策資金利子補給補助金に係る債務負担行為の設定をお認めいただいたところですが、8月末までに18名、融資総額にして5,000万円のお申し込みがあり、今後さらに追加のお申し込みがあるものと想定しております。 なお、このたび上程いたしました補正予算案において、今年度支出予定の利子補給額を計上しております。 次に、7月にわかめ販売最大手企業において、乾燥鳴門わかめ商品を自主回収したことが新聞等により報道されました件につきましては、現在、県などが事実確認を行っている段階でございますが、過去の鳴門わかめ原料原産地不適正表示問題を受けて、関係者が一丸となって信頼回復や再発防止に向けた取り組みを続けているところであっただけに、風評被害の拡大が懸念されるところであります。 そこで、本市といたしましては、今後も引き続き鳴門わかめの信頼回復に努めるべく、わかめ加工業者の方々と協議し、業者間の相互監視通報制度を導入したほか、生産者証明書の発行徹底やその運用方法のあり方について、加工業者及び鳴門市内7漁協の組合長で組織する鳴門市水産振興協議会との話し合いを進めております。 さらに、鳴門わかめ商品に使用するロゴマークの作成や農水産物フェア開催に係る経費をこのたび上程いたしました補正予算案において新たに計上し、鳴門わかめのブランド力向上に向けた取り組みも並行して進めてまいる所存です。 次に、本市の新たな公共交通体系の構築についてであります。 本市では、さきの第2回定例会で御説明いたしました市営バス・地域バス路線再編の取り組み状況に基づき、7月に里浦地区及び鳴門西地区において地元説明会を開催し、そこでいただいたさまざまな御意見を踏まえて、地域バス路線再編案を策定し、8月25日に開催した鳴門市公共交通連携協議会及び鳴門地域公共交通会議において、その内容について御協議をいただいたところであります。 このたびの地域バス路線再編案は、地域バスの利用実態を踏まえた運行時刻や経路の見直し、休日の減便、民間事業者との競合路線である高島線の見直しなどによる地域バスの運行効率化を主眼としており、ことし12月に予定しております地域バスの路線再編に向け、引き続き取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。 さらに、公営企業としてのバス事業につきましては、今議会中に撤退時期など本市の具体的な考え方をお示ししたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、分権社会に向けた新しい鳴門づくりについてであります。 自治の基本理念や原則を明らかにし、市民と行政との協働のまちづくりを推進するための自治基本条例の制定につきましては、現在、条例構成案を経て、条例素案の内容検討を行っている段階であり、去る8月26日には第5回鳴門市自治基本条例策定審議会を開催するなど、鋭意協議を重ねているところであります。 今後も、本市における市民参加と協働を実現するため、自治基本条例の今年度中の制定を目指して全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員各位を初め市民皆様の御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。 次に、外部の視点から事務事業の必要性などを根本的に見直し、経営資源の有効活用を実現するための事業仕分けにつきましては、去る7月31日、鳴門地域地場産業振興センターで、市民公募による2名を含む9名の仕分け委員による市民参加型事業仕分けを今年度初めて実施いたしました。市庁舎維持管理事業を初めとする10事業について仕分け作業が行われましたが、公開の場での各委員と事業担当課との議論を経て、すべての事業において要改善との結果になりました。事業の効率化の御要望や事業改善策の御提案など、各委員それぞれの立場からの御発言や御議論により、職員自身にとってもみずからの業務をこれまでと異なる視点から見直す大変有意義な機会となりました。 今後、仕分け結果や各委員からいただいたさまざまな御意見を、新年度予算の編成作業の中で、どのように反映させていくのか、検討を重ねていきたいと考えております。 続いて、持続可能な行財政システムの確立を目的として、今年度中の策定を目指しておりますスーパー改革プランについてですが、鳴門市行政改革推進本部会及びその作業部会である行政改革推進検討部会をこれまでに延べ30回以上開催し、従来の行財政改革の中身を総点検する中で、今後の財政収支見通しや定員管理目標のほか、市民協働の推進策や市民サービスの向上策、さらに公営企業の収支見通しや経営健全化策について一体的にとらえ、幅広く検討を重ねてまいりました。 現在、中・長期的視点に立った簡素で効率的な行財政運営の道筋をお示しするべく、収支見通しや各種個別項目の目標設定についての最終調整作業を進めているところですが、今議会中に計画素案を議員の皆様にお示ししたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、競艇事業についてであります。 競艇事業につきましては、これまで本市の財政運営と地域経済の発展に大きく貢献してまいりましたが、景気の低迷やレジャーの多様化、ファン層の高齢化など複数の要因が重なり、舟券売上金は長期的に減少傾向にあり、非常に厳しい経営状況が続いております。 こうした状況を打開するため、昨年7月に鳴門競艇のあり方に関する検討会議を設置し、競艇事業が今後目指すべき方向性について検討を進め、ことし3月には経営改善に向けた取り組みの提案などを盛り込んだ報告書を御提出いただきました。現在、報告書の内容を具体化するためのボートレース鳴門経営改革アクションプランを作成しているところであり、今議会中に議員の皆様にその内容を御報告させていただきたいと考えております。 舟券売り上げの向上を図るための施策としては、ことし6月より、特色あるレースの導入や競走時間の変更、電話投票や場内キャンペーンなどさまざまな施策を実施してまいりましたが、現在はこれらに加えて、ボートレース振興会の支援制度を活用した外向発売所拡張の検討や関西版のスポーツ新聞への掲載、JLC(日本レジャーチャンネル)のボートレース鳴門放送中のCM放映、国の緊急雇用対策事業を活用した各種場内イベントの実施や観光施策とタイアップした事業企画など、さまざまな施策を実施しております。 その他にも、新たなお客様にボートレース鳴門を知っていただくため、人気女性ボートレーサー、横西奏恵選手の写真集を発売したほか、お客様のみならず、地元の方々にもお楽しみいただくためのイベントとして、8月7日に選手会とともにファン感謝祭を開催し、約800名の方々にお越しいただくなど、これまでにない取り組みも並行して行ってまいりました。 今後におきましても、競艇事業の経営改革に向けて、さらなる努力を重ねてまいる所存でございますので、議員各位並びに市民皆様方の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、平成22年度補正予算案について御説明を申し上げます。 地方財政を取り巻く状況が依然として厳しい中、本市においても状況変化への柔軟な対応が求められており、去る6月にも雇用対策としての緊急雇用対策事業に係る補正予算をお認めいただいたところです。 今回の補正予算につきましても、緊急雇用対策事業補助金の追加配分など、国や県の動向への対応によるもののほか、当初予算編成以降に事情変更が生じたものなど、緊急かつ必要性の高い事業に厳選する方針に基づき、補正予算を編成いたしました。特に、緊急雇用対策事業につきましては、昨年度に引き続き積極的に取り組んでおり、今年度は補正後の予算において新たに105人の雇用を創出いたしております。その結果、平成22年度一般会計補正予算(第2号)の補正額は、歳入歳出それぞれ11億8,569万1,000円で、補正後の予算総額は228億369万2,000円となり、前年同期の補正予算後の予算総額と比較いたしますと1.8%の増となっております。 特別会計につきましては、国民健康保険事業特別会計外5会計で、補正総額は4,811万4,000円の増額となっております。 また、水道事業会計につきましては、資本的収支において公的資金補償金免除繰上償還に係る企業債償還金と、それに伴う借換企業債を計上しております。 運輸事業会計につきましては、収益的収支において競艇ファン輸送業務の一部見直しに伴う運送収益や支出等の減額補正をいたしております。 競艇事業会計につきましては、収益的収支において緊急雇用対策事業や臨時従事員の中途退職に伴う離職餞別金補助金等について所要の補正をいたしております。 続きまして、その他の議案及び報告案件について御説明を申し上げます。 まず、議案第77号鳴門職員恩給条例の一部を改正する条例の一部改正についてでありますが、恩給法による恩給改定率の改定等に関する政令の改正に伴い、本市の遺族年金の最低保障額について改定を行うものであります。 次に、議案第78号鳴門地域バス運行条例の一部改正についてでありますが、地域バスの路線再編を実施するため、路線再編後の運行計画に従い、所要の改正を行うものであります。 また、平成22年12月31日をもって失効する規定があることから、四国運輸局の登録期間と合わせ、失効の期間を延長するものであります。 次に、議案第79号鳴門消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてでありますが、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令が一部改正されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第80号鳴門火災予防条例の一部改正についてでありますが、総務省令の改正が行われたこと、また大阪市浪速区の個室ビデオ店火災を踏まえ、個室型店舗において新たに防火安全対策を講じる必要が生じたことから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第81号鳴門乗合旅客自動車老人等優待条例の一部改正についてでありますが、高齢者等に交付を行っているバスの無料乗車券について、地域バスの路線再編に伴い、民間事業者の運行するバスについても対象を拡大するものであります。 次に、議案第82号鳴門重度心身障害者等に対する医療費の助成に関する条例の一部改正についてでありますが、児童扶養手当法が改正され、父子家庭の父を対象に支給する措置が講じられることとされたことに伴い、医療費の助成についても父子家庭の父に対して支給することができるよう改正を行うものであります。 次に、報告第8号鳴門土地開発公社経営状況についてから報告第10号財団法人鳴門地域地場産業振興センター経営状況についてまでの3件でありますが、鳴門土地開発公社鳴門観光コンベンション株式会社及び財団法人鳴門地域地場産業振興センターから、それぞれ経営状況に係る書類の提出がありましたので、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。 なお、鳴門土地開発公社については、平成22年3月31日に清算結了の届け出を県知事に行っていることから、今定例会報告するのは決算報告のみとなります。 次に、報告第11号専決処分について(損害賠償の額の決定)でありますが、事故に係る損害賠償の額の決定につきまして、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分いたしましたので、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。 以上、概略を御説明申し上げましたが、詳細につきましてはお手元の説明書等を御参照願うこととし、また御審議を通じまして御説明申し上げたいと存じます。十分御審議くださいまして、原案どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げます。 申しわけありません。訂正をさせていただきます。 横西選手の名前をやすえと読んだのですが、かなえの間違いでございます。訂正しておわびを申し上げます。    ────────────────────────────────── △日程第4 議案第67号 平成22年度鳴門一般会計補正予算(第2号)      議案第68号 平成22年度鳴門国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第69号 平成22年度鳴門老人保健事業特別会計補正予算(第1号)      議案第70号 平成22年度鳴門後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      議案第71号 平成22年度鳴門介護保険事業特別会計補正予算(第1号)      議案第72号 平成22年度鳴門住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)      議案第73号 平成22年度鳴門公債費管理特別会計補正予算(第1号)      議案第74号 平成22年度鳴門水道事業会計補正予算(第1号)      議案第75号 平成22年度鳴門運輸事業会計補正予算(第1号)      議案第76号 平成22年度鳴門モーターボート競走事業会計補正予算(第1号) ○議長野田粋之君) 日程第4、議案第67号から議案第76号までの10議案一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 ただいまのところ質疑の通告はありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております各議案は、会議規則第37条第1項の規定により、お手元へ配付の議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 以上をもって本日の議事日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。 明9月8日から9月12日までの5日間は、議事の都合及び市の休日のため休会といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う者あり〕 御異議なしと認めます。 よって明9月8日から9月12日までの5日間は休会とすることに決しました。 次会は9月13日午前10時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午前10時45分 散会...